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2009-04-15

ルゴ大統領、隠し子騒動




子供の父親であることを認める

 ルゴ大統領の隠し子騒動は、8日、エンカルナシオンでViviana Carrillo(26歳)がWalter AcostaとClaudio Kostinchok弁護士を通じて、自分の2歳の子供の父親であることをルゴ大統領に認めるよう告訴したことから始まった。

 Viviana Carrilloは元司教のルゴ大統領と16歳の頃に出会い、2年前に子供が生まれた。交際が始まった頃からルゴは司教であったため、関係はずっと秘密に続けられてきた。

 電話のテキストメッセージや証人の証言があることを証拠として、司教時代から最近大統領になってまで続いていたことを証明した。だが、ここ数ヶ月前から関係が疎遠になってきた。事実であることを証明するため彼女はDNA鑑定を求めた。

 彼女の住んでいた家に元司教は寝泊まりしていた。「ベッドのシーツを持って行った時に全てが始まった。他に必要な物はありますか?と訪ねたところ、元司教はあなたが必要だ、と言われ、若かったことや経験のなさから彼の甘い言葉の誘惑にはまった。司教の座を捨てて彼女と家族生活を始めたい。子供がいっぱいほしい」と誘惑された、と告訴内容に書かれている。

 だが、その約束も守らず子供の父親であることも拒否したため、親子関係を認めるためには裁判で告訴するしかなかった、と検事に説明している。

 彼女の証言ではルゴ大統領は父親であることを認める、と当初約束したが、ルゴ大統領は政治的意向(反対党の攻撃)や女性と関係を持つ事は認められていない等と説明したと語っている。

 彼女はルゴ大統領の甥を通じて、ルゴ大統領から経済支援を受けていた事実を認めた。また、ルゴ大統領は嫉妬深く働く事を禁じていたが、「最後に車の中で会った時にまた子供のことでけんかになり、子供の食費を巡って彼が嫌がったため、私がお金を要求しなければならない」という話し合いでルゴ大統領に顔をたたかれ、「二度とそのようなことを言うな」と言われたと告訴内容に記入されている。

 ルゴ大統領との関係は冷めきっていき、最終的には「妊娠さえしなかったら関係は違う方向に行っていた」と言われた。最近は殆ど会う事はなく、首都圏内のVerbo Divino学校のミサの日に会う程度だった。

 2004~2005年、家族に元司教との関係がばれたことから、彼女は生まれ故郷を出て行きアルト・パラナ県のエルナンダリアスに移った。

 翌年の2006年は、Verbo Divino学校の学長であったルゴ大統領の願いを聞いてアスンシオンに移ってきた。その期間ずっと元司教は彼女の家に“恋人”として通っていた、と検事に説明している。


多くの国民が失望
 スキャンダルの大きさと真相を求める要求が日々強くなったことからルゴ大統領は13日(月)、国民に向けたメッセージでViviana Carrilloと関係があったことを認め、父親であることも認めた。

 この事実にルゴ大統領の一番の側近も驚きを隠せなかった。それまで側近等は訴えは単なる大統領への政治的陰謀であり、全て嘘である、と語っていた。

 「この時点から、子供のプライバシーと大統領としての重要な責任から、このテーマについて発言はしないと」と大統領は語り疲れた顔で記者会見を後にした。

 ルゴ大統領は、このスキャンダルで政府や自分の人気に影響を受ける事はない、と語った。しかし、ラジオに電話してきた多くの国民は失望した、とコメントしていた。

 ルゴ大統領を支持する大臣の多くは、公表したことについて正直で勇気ある行動をとったと評価した。大統領女性庁の大臣は、男女が肉体関係を持つ事は自然なことだと述べ、司教時代に女性と関係を持った事については、自分はカトリックでないからどうでもいいことだ、とコメントした。

 世界で初めて司教が大統領になるために司教を辞めたルゴ大統領の今回のスキャンダルニュースはアジア、アメリカ、ヨーロッパと世界中に配信され大きく報道された。

 ルゴ大統領の代理人が14日、市民登録局に行って子供であることを正式に認めたことによって、子供の名字は“ルゴ”になる。また子供と母親を守る為に警察護衛がつく事になる。





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tag : 2009年4月15日号 フェルナンド・ルーゴ

2009-04-15

ルゴ大統領の隠し子騒動、教会に対して大きな打撃




 教会関係者のMonsenor Ignacio Gorgozaは「教会に対しての大きな打撃だ」とコメントした。
 また、サン・ペドロで司教で、名誉司教になってからも女性との関係が続いたことについて教会関係者等は協議を始めている。

カトリック教会はルゴ大統領の“罪”に対して謝罪
 14日、司教会議はパラグアイの教会メンバーがが行った罪に対して公式に謝罪した。ルゴ大統領が司教時代に交際し、子供まで作ったことについての謝罪になる。
教会の司教等は「我々は全ての人を許すし、また自分が過ちを行った時には許しを願う」と語っている。


投票者をだましたと非難
 議長であるEnrique Gonzalez Quintana氏は事実が分かったことは良い事だが、司祭や司教の道を歩む時に行った神との誓いを“誘惑に勝てなかった”ことから破った。8ヶ月前にも国民と“神”の名のもとに「国に尽くす」と誓った約束は破らず果たすよう求めた。

 カスティギリオニ派の赤党であるJusto Zacarias議員は、大統領選挙の時にルゴ大統領は投票者の前に“教会の人間”として自分を表してきたが、投票者に子供がいることを隠したように、他の事でも嘘をついている疑惑が多く出てくる、と語った。

 Oscar Tuma(Unace党)は、今回の件は国民をだましていたことであると語った。大統領選挙時に全てが知られていたら大統領候補になれていただろうか?と疑問視している。また、ルゴ大統領が父親であることを認めたことで終わらせるべきでないと語り、重要な事(彼女が16歳の時から交際が始まった)を忘れてはならない、それが事実なら性犯罪になる、と強調した。


ルゴ大統領を恐喝
 コンセプシオン県の司教Zacarias Ortisは、農民リーダーElvio Benitezとサン・ペドロの知事Jose "Pakova" Ledesmaは、前から子供について知っていてルゴ大統領を恐喝していた、と語った。

 Elvio Benitezや "Pakova"が社会問題であったゴマ問題の解決や800万ドルの農業補助金を必ずルゴ大統領から得ると確信していたのは、子供の存在を国民にバラスという恐喝があったからだ、と司教はラジオインタビューで話した。





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tag : 2009年4月15日号 フェルナンド・ルーゴ

2009-02-15

梨野(りの)氏と大浜(おばま)氏との電話の遣り取り




 「時事斜断」
                                        坂本 邦雄



 最近メキシコのConsulta Mitofsky (CM)社が行った世論調査の結果に依れば、吾がルーゴ大統領は汎米諸国元首の中で、コロンビア、ブラジル、エクアドルの各大統領の70%、ベネズエラ及びメキシコ両大統領夫々の64%と62%に次いで四番目の人気者(60%)に挙がっている。なお、ボリビアのモラレスとエルサルバドルのサカ両大統領が各々56%を以って此れに続く(EFE通信)。

 然し、此れは一見結構なことで外面(そとづら)は大変宜しい話しであるが、国内の実情は大分違って日毎(ひごと)にエスカレートする強盗や殺人事件、官庁に於ける詐欺や汚職、収賄警察官、 鉄面皮なドロボウや罪人の即時釈放等々を日常見せ付けられている一般市民には遣り切れない気がするのである。此の辺の国民の微妙な感情はアンケート等では決して反映されない。此の鬱憤を晴らすのに、元来陽気でジョークの好きなパラグアイの人達は笑話しやユーモアで気を紛らすのである。
其の一つが此の度アメリカの第44代目大統領に就任した大浜氏(バラク・オバマ)とパラグアイ政界の黒幕で野党UNACEの党首梨野氏(リノ・オビエド)との間で最近あった 次の嘘の様な本当の様な電話の遣り取りである。

  * 大浜:ハロー梨野さん、20日の就任式には来て貰えなかったネ。前任者のジョージが コンドリッサ(前国務長官)に招待状を出す様にしかと申し付けておいたと言ってたが届かなかったのかネ?。
 
 * 梨野:ヤーヤー、どうも大浜さんお電話有難う。折角の御招待は確かに戴いたが丁度、当日は私の郷里フアン・デメナの鎮守の祭で、元騎兵出身の私の趣味であるジャジャ馬馴らしの行事等でどうしても抜けられず、大変失礼したがご勘弁請う。
 其れは其れとして、此の度は大統領ご就任本当におめでとう、心より御成功を祈ります。

 * 大浜:有難う。でも残念でしたネ。何時か早い機会に是非お会いしたいですネ。ウチのアスンシオン大使館の連中は例の「パラグアイ三月事件(marzo paraguayo)」とか云われている嘗ての問題に大分関係した様な話を聞いているのでネ。

 * 梨野:そうなんですょー、大浜さん!!。私は「パラグアイ三月事件」の暴挙を私利の為に貴国大使館の助けで策謀した。然も未だに問責される事もなく天下御免で其処等を大手を振って歩いている恥知らずのナラズ者や悪漢連に関する山程の証拠書類を持っているのですょ!!。

  * 大浜:ヘェー!、梨野さんソリャ重大事だ!。良くお話しを承(うけたまわ)らねばならない…

 * 梨野:其の件については、是非ゆっくり話合う必要がある事はご�同感です。然し、パラグアイはもっと差し当たっての諸問題の解決が急務だと私は愚考します。 
 吾が国の現下の情勢は絶望的です。幾多の国策やプロジェクトは有りますが、 政府が余りにも悠長で何一つ実行に移されていなく国民は失望し苦悩しています。

 * 大浜:フェルナンド大統領は一体何をしているのですか?。まさか公約を守らないでいるのではないでしょうネ?。

  * 梨野:そうなんですょ!。彼は恰(あたか)も山程の問題に悩む教会の疲れた僧正の様に見えます。人物は良くて知者だと云われていますが多くの無能者、オベッカ屋や気狂い等の側近に取巻かれ、インポテンツ化した大統領の如しです。
 
 * 大浜:ヘェー!、本当ですか?。では、処で私に何か貴国の為に出来る事が有りますか?。

  * 梨野:パラグアイを支援して頂く案件は幾らでも有ります。例えばパラグアイの生産物に対するアメリカ市場の開放、国家プロジェクト促進の為の技術及び経済援助等々、私にはバラクさんに是非一肌脱いで頂きたい大プロジェクトが有ります。 それは吾が西部パラグアイの大チャコにラスベガス流のスーパーシティーを建設する大構想です。先ず想定候補地には世界最大級の航空機でも楽に離着陸出来る立派な飛行場が既に存在します。           

 * 大浜:ホントですか!?。もっと話しを聞かせて下さい。

 * 梨野:同飛行場はボーイング787、エヤーバス380や其の他ガラクシー級の各種スーパー大型貨客機の運航に楽々と耐え得る規模のものです。私達はパラグアイのポシティブな面が広く世界に知られる事を望むのであって、此の未来都市が多くの国際最高レベルの実業家、投資家、芸能人、政治家やスポーツマン等々を誘致するのに役立つ事を夢見ています。

 * 大浜:貴方の大構想に付いてもう少し説明して貰えますか?。

 * 梨野:私共は大チャコに“ダイヤモンド都市”、即ち当初は人口100万人のメトロポリス 「ダイヤモンドシティー」の都市計画を策定している訳です。其れには3ケ所の国際エヤーポート、5車線道路、街路の完全照明とインテリジェンス信号機の完備、ショッピングセンターや摩天楼の他にメリオット、シェラトン、ルクソル、MGM等のホテルチェーンの誘致等に、貴国やヨーロッパ、インドシナ、アフリカ、オーストラリアの銀行家、ブローカーや実業家と話しを進めています。

 * 大浜:梨野さん、貴方の話しは驚く可き大プロジェクトですねぇー!。

 * 梨野:未だ話しの続きが有ります。ダイヤモンドシティーには全館空調完備の各種大工場の建設が計画されているのです。此れ等の工場は 最初は自動車、航空機、家電製品、電子機器、サテライトや宇宙船の精密機器等のパーツ類を製作する最先端プラントで、其の他にブラジル、アルゼンチン、チリ等の市場が約束されている食品、飲料、医�薬品等々も生産します。なお、チャコのダイヤモンドシティーはブエノスアイレス、モンテビデオ、サンチアゴ、サンパウロ等の各都市から空路僅か2時間の航程に存在する好立地条件の未来メトロポリスです。

 * 大浜:梨野さんのステキな大構想をお聞きしていると正に興奮ですなぁー!。

 * 梨野:ダイヤモンドシティーの国際空港には、地域の航空定期便以外にUnited Airlines, JapanAirlines, British Airways, Air France等の旅客機が乗入れます。なおダイヤモンドシティーの市民や訪問客の享楽の為に快適な近代的施設を備えた競馬場や壮観なカジノ及びユニークなナイトクラブの歓楽街を設け、老若男女各層の人達夫々の好みに合った娯楽を提供します。なお同じく、ダカールの人達及び当地恒例のトランスチャコ・ラリーの関係者と相談し、吾が大チャコに於いて年3回自動車耐久競争の実施を計画しています。  此のラリーには貴国アメリカ、日本、イギリス、ロシア、EU及びアフリカ諸国のバイクや4輪サイクルを含む各種自動車と大勢のレース・パイロットが来ます。

 * 大浜:そうですか。それは素晴らしい。梨野さん、此処で電話を切ります。ミシェルが晩飯の用意が出来たと云っているのでねぇー。

 * 梨野:アーどうぞ、奥さんとごゆっくり夕食をお楽しみなさい。又の機会にお話しをしましょう。

 此の後はお互いバィバィの挨拶で電話はガチャリと切れた。何うもバカ話しになって仕舞って読者には申訳ありませんが、案外此れもパラグアイ現下の世相を切った揶揄(やゆ)かも知れません。





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tag : 2009年2月15日号

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