--------

スポンサーサイト




上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




ランキングに登録しました。
良かったら、クリックして下さい。


2008-04-15

パラグアイの発展を大きく左右する総選挙




パラグアイの発展を大きく左右する総選挙=国内外から大きな関心=各候補とも熾烈な戦い繰り広げる
 
総選挙まで残すところ僅かとなり、各陣営は全国で大規模な決起集会を開催するなど、票の掘り起こしに躍起になっている。大統領選は与党候補の思わぬ苦戦が強いられており、近年類を見ない中傷合戦が繰り広げられ、有権者が困惑するほどの中傷ポスターやビラが全国で配布されている。
大統領選はルゴ候補が頭一つリードしているものの与党のオベラル候補、UNACE党のオビエド候補とは僅差であり、どの候補が勝利してもおかしくない状況である。

逆転勝利を目指すオベラル氏

オベラル氏は14日(月)、テレビ番組を通して公の場で初めて敗北の可能性について言及し、僅か一票の差でも敗北が決定すれば潔くその事実を受け入れるが、同じような姿勢を他の候補にも求める、と伝えた。
番組の司会者から大統領選で与党が不正を行う可能性について問われたオベラル氏はこれを強く否定し、今回の選挙ほど国内外の関心を集める中で不正を実行するのは不可能である、と述べた。
また、オベラル氏は今回の選挙にカトリック教会が政教分離の姿勢を示していることを高く評価したものの、一部の司祭達が国民にルゴ氏支持を求めていることに対して不満を露わにした。

国民の期待を一身に背負うルゴ氏

13日(日)、APC(変革のための愛国同盟)はエステ市で5万人規模の集会を開催し、中にはカスティグリオーニ派の赤党党員の姿も多く見られた。
ルゴ氏は聴衆に向けて、国民が恐れることを止め、パラグアイの変革を心から望んでいるからこそ我々の勝利は確実であると演説し、政権奪取が実現した場合はパ国の舵取りは私一人ではなく皆との共同作業である、と述べて支持を訴えた。
また、ルゴ氏はエステ市が赤党カスティグリオーニ派の重要地盤であることから、赤党の偉大な指導者、とカスティグリオーニ氏を褒め称え、赤党党員の支持を求めるのも忘れなかった。

選挙日当日まで動向が注目されるオビエド氏


多数のパラグアイ人が居住しているアルゼンチンのポサダス市を訪れていたオビエド氏は14日(月)、赤党は既に役目を終えており、今後は我らがパラグアイの発展を担っていくとして、大統領選での勝利を宣言した。
オビエド氏は演説の中で左翼でも右翼でもないとし、中立交渉主義者である、と述べ、隣国のアルゼンチンとブラジルとは協調政策を目指していくことを明らかにした。

選挙管理委員会、選挙速報は20日午後11を予定

選挙管理委員会は4月20日に行われる総選挙の投票結果は開票率が92%に達し次第、TREP(暫定結果速報システム)を通じて発表することを明らかにした。
選管によれば選挙速報は特に大きな問題等が生じなければ20日の午後11時には発表できるとしており、当日は5000人の職員がTREPの運営にあたる。
各政党幹部および選挙関係者等を招いて13日(日)開票作業の事前デモンストレーションが行われた。各投票所から手渡し、電話、ファックス等を用いて送られてくる投票結果の集計作業の工程にはまだ改善の余地がある為、関係機関と協力して対応にあたっていく事をホルヘ・アコスタ局長が明らかにした。
 
青党、TREPに対し不信感

ルゴ大統領候補とペアを組むフェデリコ・フランコ副大統領候補率いる青党は選管が導入するTREPには透明性が欠け、信頼性に問題があると指摘している。

投票用紙を全国に向け発送

14日(月)、選管はパラグアイ国軍と共同で全国に向け投票用紙の発送を開始した。午前7時には陸軍の車両に積まれた投票用紙がボケロン県に発送され、その後順次にカアグアス県、カアサパ県、プレシデンテ・アジェス県と続いた。

アルゼンチンから多数の有権者が帰国

野党の発表によると20日(日)に行われるパラグアイの総選挙に一票を投じるためはるばるアルゼンチンから約6000人のパラグアイ人が帰国する予定である。
14日(月)時点で既に首都ブエノス・アイレスから自家用車、貸し切りバスなどで多くのパラグアイ人が祖国に向け出発している、と同市で長年出稼ぎ労働者として働いているファティマ・ロドリゲスさんが伝えた。
15日(火)には国境のポサダス市を目指してブエノス・アイレスから機関車で1500人が出発する。また、18日(金)にも同じく第二陣となる1500人が帰国する。機関車を利用してパラグアイ人が祖国に帰国できるよう3000席を無料で確保したことを野党コーディネータが明らかにした。
他にも約1000人程度が貸し切りバスなどで帰国を予定しており、前回行われた総選挙では多数の有権者が入国の際に入国官に足止めなどのあからさまな妨害を受け投票に間に合わなかった等の前例があるため、今回は多くの人々が早めに祖国を目指して出発している。

今回、帰国する有権者の殆どがルゴ候補に投票を予定していると見られ、与党側も2000人程度を急遽隣国から呼び寄せる事を計画しており、既に一票につき100ペソ(約14万グゥアラニー)と旅費を餌にしている模様だ。

オビエド氏とドゥアルテ大統領の密約疑惑

オビエド候補率いるUNACE党と与党の赤党が20日(日)に行われる総選挙の投票日に共同戦線を張りAPC(変革のための愛国同盟)から出馬しているルゴ氏の当選を阻止する可能性が投票日間近にして各メディアで取り沙汰されている。中には同計画は昨年、ドゥアルテ大統領がオビエド氏釈放の際に交わした密約であると指摘している人物も多数現れている。

UNACE党は赤党の一つの運動として誕生した経緯やオビエド陣営としては野党政府誕生よりも既存の赤党による政局運営の方がはるかにメリットは高い事から可能性は十分に高いと見られる。

投票日当日の正午までにオビエド陣営は当選の可能性が低いと判断した場合、オビエド氏は支持者の票を全てブランカ氏に充てるよう指示すると見られている。
オビエド氏とドゥアルテ大統領の密約疑惑は特に新しい事ではなく政界では既に昨年、オビエド氏が釈放された時点で指摘されていた。
疑惑を裏付けるかのように投票日間近にオビエド陣営と与党陣営の幹部が度々首都アスンシオン市で接触されているのが目撃されている。
元オビエド派のマックス・ナルバエス氏はUNACE党の選挙対策関係者の大多数は赤党員である、と発言しており、ルゴ陣営にオビエド氏と与党の動向には十分注視するよう助言している。

オビエド氏釈放にドゥアルテ大統領が関与

オビエド氏の釈放にドゥアルテ大統領が関与した事についてそれぞれ否定してきたものの、国会での与党とUNACE党の急速な親密関係構築が密約の可能性を示唆していた。
4月6日に行われた与党の集会でドゥアルテ大統領は公の場でオビエド氏の釈放を手助けしたことを認めており、この発言で一層密約が交わされたことの可能性が深まったとみられる。
その交わされたとされる密約の一つがルゴ氏当選阻止計画。いずれにせよ約60年間政権を握ってきた赤党がそう簡単に政権の座を譲るとは考えられない。



ランキングに登録しました。
良かったら、クリックして下さい。


theme : パラグアイ
genre : 海外情報

tag : 2008年4月15日号 大統領選挙2008 フェルナンド・ルーゴ パラグアイ

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

Nikkei Journal

Author:Nikkei Journal


日系ジャーナル
南米・パラグアイで1980年に創刊されたパラグアイ唯一の日本語新聞社です。毎月2回、15日と30日に発行しています。
(国内・日系社会ニュース。コラム、連載記事、読者欄。)



お問い合わせ先:
Choferes del Chaco esq/ Jose Marti 1791
Asuncion - Paraguay
Tel:(595-21) 600 391

「酒とバラのパラグアイな日々」
”南米のジャーナリスト・ミチオ高倉が読み解く日本と世界”のブログもご一緒にどうぞ。
http://saketobara.blog50.fc2.com


海外にも日系ジャーナル紙をお届け致します。
購読/広告をご希望の方は電話/メールフォームにてお気軽にお問い合わせ下さい。

カテゴリー
Amazon
最近の記事
月別アーカイブ
FC2カウンター
Welcome
パラグアイ時間

Asuncion

リンク
人気ブログランキング


にほんブログ村 海外生活ブログ 中南米情報へ

にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
ブログ内検索
ブロとも一覧

■ ブログ名:酒とバラのパラグアイな日々

■ ブログ名:パラグアイの旅行社・トラベルトピア
アスンシオン衛星写真表示
パラグアイの首都アスンシオンの衛星写真です。 プラスでズームアップ、マイナスでズームアウト、矢印で移動出来ます。
タグ

休憩室 パラグアイ フェルナンド・ルーゴ 2009年5月31日号 2009年新年号 2008年8月15日号 2008年8月31日号 政治 2008年5月31日号 2008年9月30日号 2008年10月15日号 2008年6月15日号 2008年10月31日号 2008年7月31日号 2008年7月15日号 2009年3月15日号 2009年4月15日号 2009年5月15日号 2008年5月15日号 2008年4月30日号 2008年4月15日号 2008年6月30日号 2008年9月15日号 2009年2月15日号 2008年11月30日号 2008年11月15日号 2008年3月31日号 2009年4月30日号 2009年3月31日号 2009年2月28日号 2008年12月31日号 2008年12月15日号 経済 原油高騰 ステビア 中国 2008年新年号 2008年2月29日号 ウルグアイ 2008年1月31日号 ブランカ・オベラル イグアス ブラジル 2008年2月15日号 年頭の言葉 オイスカ 2008年3月15日号 電気料金 国際NGO 日系社会 イタイプ発電所 北京五輪 ミチオ高倉 海外食糧生産基金設立基本構想 適正価格の要求 海外食糧生産危機 草の根・ラプラタ流域再開発研究会 大豆 パラグアイ大統領選 天然ガス ウラン 金鉱 石油 カスティグリオニ 日本の食料自給率 ストロエスネル サブプライムショック 自然と共生する生き方 女性政権 殺人ギョーザ アメリカ 持続可能な発展 もったいない 移住者 南米 イタイプ・ダム公団問題 パラグアイ徳洲会医療福祉財団 EU  教育 メルコスール マキラドーラ アディダス製品をパラグアイで製造開始 地震 ブログの移転 パラグアイ産牛肉 サイフケータイ 骨無し牛肉/世界輸出国上位20国 大豆生産国/世界ランキング 大統領就任式 ダイヤモンド発見 2008年2月28日号 ジャトロファ ノーベル経済学者 成人式 食糧危機は歴史的チャンス ブラジル100周年 皇太子 次期政権 世界の食糧提供国 ハブ空港 ドル安 大統領選 大統領選挙2008 厳しくなった車検制度 日本がコワレル~ フリーメーソン 大統領候補暗殺 食糧安保体制 黄熱病 解放の神学 貧農対策 IPhone 商工省 小規模製造業向け工業団地のメリット バイオガス 携帯 大統領選結果 2009年6月15日号 大統領選挙結果 宗教者ルーゴ新大統領 ハイテク製品組み立て 

天気
RSSフィード
最近のコメント
最近のトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。