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100万ヘクタールの土地を既にいわゆる土地無し農民が所用
カアグアス県、コンセプシオン県とサン・ペドロ県で100万ヘクタールの土地を農民所有。しかし、衛星調査によれば、約80%の土地が非生産地帯である。
パラグアイ農牧協会(ARP)はGEOconsultores Asociados社に再度、カアグアス県とコンセプシオン県の地上衛星調査を依頼した。
同協会は過去、サン・ペドロ県の衛星調査を依頼している。
調査結果によれば、この3つの県(カアグアス県、コンセプシオン県とサン・ペドロ県)にまたがって現在100万ヘクタール以上の土地が農民の手に渡っている。
◆カアグアス県全土では、442,322ヘクタール(33・9%)が農民の土地になっている。
299,672ヘクタール(22・9%)が機械化農業、141,342ヘクタール(10・8%)が山林;131,889ヘクタール(10・1%)が原野;65,734ヘクタール(5%)が牧草地である。
◆コンセプシオン県では、227,674ヘクタール(12・4%)が農民の土地になっている。
487,083ヘクタール(26・5%)が原野;14,488ヘクタール(0・8%)が機械化農業地帯;412,213ヘクタール(22・4%)が山林;250,263ヘクタール(13・6%)が牧草地である。
この調査結果には、政府が1995年にCIPASA社から2160億グアラニーで押収した、224,610ヘクタールの土地は入っていない。この土地は“農地改革”の名目で押収されたが、政治家や犯罪者やブラジル入植者が土地を使用している。
◆最後にサン・ペドロ県では、400,000ヘクタールが農民の手に渡っている。
この調査結果によりARPは農民が訴えている“土地無し農民”の要求は、農民達による私有地への侵略を正当化する口実であり、森林地域の破壊を行い、さらに“土地獲得運動”を続けることである、と指摘した。

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tag : 2008年9月30日号
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