君の名は“万宝の森”、イグアス日会が命名
昨年8月22日、入植46周年を記念してイグアス日本人会(公文義雄会長)の会員が家族揃って植えた1千本の苗木(本紙、2007年8月31日報道)が順調に育って、小さな森の様相をおびてきている。この森の呼び名を統一しようと、日会が名称案を公募して、寄せられた複数の名称案を自然環境保護委員会(竹内一郎委員長)が検討した結果、妻沼信明さん(北海道出身)が提案した「万宝の森」が採用された。“万宝”とは多くの宝、貴重な宝、いとう意味がある。移住地のみんなで植えて作った森であり、移住地の“宝”にふさわしい森に育って欲しい、との熱い思いが込められた名称だ。早速、森の入り口に「イグアス万宝の森」(会員の森)の看板が立てられた(写真)。
イグアス移住地では毎月のように国内外からの旅行者が進んで植林をする姿が目立つようになってきており、日本人会はそのための土地を用意している。植えた人には植樹証明書も発行されている。6月には岩手県の達増拓也知事一行と同県の親善交流団が植林を行い、“第二岩手の森”が誕生した。また、半世紀前にルイス号に乗ってパラグアイとブラジルに移住してきた同船者50名が移住地に集まって“ルイス号同船者の森”を立ち上げるなど、イグアス移住地での植林活動は活況を呈している。日会所有の育苗センターには10万本近くの苗木が揃っている。

写真;イグアス万宝の森の看板と生育良好な樹木。7月11日。

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tag : 2008年7月15日号 イグアス
アスンシオン成人式
7月5日(土)午後6時からアスンシオンのはまなすセンター大サロンでアスンシオン日本人会主催の成人式が催された。
晴れ衣装を着て壇上に並ぶ新成人者を前にして挨拶に立った前原弘道アスンシオン日本人会会長は「自分の人生を切り拓くこと。日系社会、パラグアイ社会に貢献してほしい」と実社会に巣立つ心構えを述べた。ついで18名の新成人者の紹介が行われ、前原会長と小松八千代婦人部々長から記念品の贈呈が各成人者に手渡された。
来賓として挨拶に立った渡部和男大使は、皆さんに次の3つの言葉を贈りたいとして①父母家族に感謝の気持ちを持つ②パラグアイ社会に対する感謝の気持ちを持つ③自分の夢と希望を実現する為に実行すること、と祝辞を述べた。
続いて挨拶に立った独立行政法人・国際協力機構パラグアイ事務所の櫻井英充所長は「自立した社会の1構成員としての責任と自覚を持つ。先輩たちが築いた信頼と功績を受け継いでほしい」と祝辞を贈った。来賓祝辞の後、成人代表として堤田千草さんが、「社会人としての自覚を持ちしっかりと生きてゆきます」と謝辞を述べた。式典終了後、記念撮影が行われ、鈴木昇領事が乾杯の音頭をとった。その後、成人者によるケーキカットが行われ、アトラクションとしてアルパ演奏と折から来パ中のシャンソン歌手波多野まきさんがフランス語で素晴らしい歌を披露した。
成人者
渡辺かおり、前田裕、山本将史、渡部哲也、松岡敬子、川添直美、
永橋さゆり、小原正也、渡辺直、古賀ただし、前原弘幸、佐野情味、
堤田千草、林野まゆみ、前園ナディア、佐々木良夫、梅山吉幸、鈴木瞳


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