--------

スポンサーサイト




上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




ランキングに登録しました。
良かったら、クリックして下さい。


2008-04-30

休憩室ー宗教者ルーゴ新大統領が使命を果たせますように!




 TVで「公明正大、汚職根絶!」を約束するフランコ次期副大統領。
「結構、良い人そうじゃん…」テレビインタビューを見ていた社内の女性軍…。
政治家の公約が守られた試しがないのは洋の東西皆同じ。
61年もの長きに渡って当国に君臨してきた赤党に代わって青党主体の政権が誕生する。

ルーゴ新大統領は神父さんだったから政治のことは全くの素人。代わって実質的に政権を牛耳ると見られている青党のフランコ次期副大統領…。とは言え、パラグアイの変革を予感させる新大統領の誕生だ。巷でのルーゴ新大統領の評判は、結構良いようだ。

赤党員たちも変わり身早く赤シャツから青シャツに着替えるなど新政権すり寄りにしたたかさを見せている。
赤党敗因の大きな要因は偏にニカノル大統領のゴリ押しに尽きる。
カスティグリオニだったら勝っていたのに、と歯がみする声が赤党員の間で多い。

しかし、赤党内の政権たらい回しでは、なかなか真の改革は出来ない。政権内部は勿論だが、各種公団や関係機関の要職は全て赤党員で占められているからだ。
“赤党員にあらずば人にあらず”という驕りの風潮は全国津々浦々の末端にまで浸透していた。

つまり、今回の赤党の敗因はどこかの国の与党同様、長年に渡り政権の座にあぐらをかいてきた与党ボケだろう。政権交代の影響は早くもメディアでイタイプ発電所のブラジルとの不平等契約への実態キャンペーンとして現れている。

本来ならパラグアイは中東の産油国同様、電力大国として左うちわで豊かな国となれたのだが、イタイプ発電所完成時(73年)のブラジルとの契約で時の政権が自分たちの懐を肥やすことに汲々として国民を顧みない契約を締結したことが原因だ。

僅か600万人余の国民を養うのにイタイプとヤシレタ発電所の2つのロイヤリティーが正規の値段でブラジル、アルゼンチンから支払われたら十分おつりが出る。
宗教者ルーゴ新大統領が使命を全うされますようにアーメン!




ランキングに登録しました。
良かったら、クリックして下さい。


スポンサーサイト

theme : 南米の臍から地球を読む
genre : 海外情報

tag : 2008年4月30日号 休憩室 宗教者ルーゴ新大統領 パラグアイ 大統領選結果

2008-04-30

回天の四月二十日




「時事斜断」
                  坂本邦雄

好天気に恵まれた去る20日(日)に、予定通り
全国総選挙戦が早朝07:00時より始まり、
約280万人の有権者中の64.3%が投票に参加した。

これは今迄にない多数の参加率で、16:00時の締切り後、
各管区投票所から逐一報告されて来る票読み数が
選挙管理委員会(中央選管)のテレビ・スクリーンに
次々と大きく映し出され、21:30時には開票率92%の時点で、
当日の大統領選の大勢が 早くも決まった。 

結果は予想されていた通り、野党連合(変革のための愛国同盟・APC)の
中道左派ルーゴ元司教が得票率41.82%で主要対抗者の
与党コロラド中道右派ブランカ・オベラル前教育文化相(30.72%)を
約10%の大差で破った。

なお、倫理市民連合・UNACEのリノ・オビエド旧将軍は
21.98% 及び愛国党・PQのペドロ・ファズール党首は
2.37%の各得票率に終わった。

ルーゴ元司教は、
「此の度パラグアイは新たな政治時代を迎えた」と、
勝利を宣言した。

ブランカ、オビエド、ファヅールの各候補者も夫々の敗北を
潔く認め、次期大統領に協力を約した。
今回の総選挙は全国に亘り、種々危惧された様な各党派有権者間の
衝突や暴力行為も余り起こらず、平穏無事に終了した。

米州機構・OASより派遣された選挙監視ミッション団長の
コロンビア国前外相マリア・エンマ・メヒア女史及び
同じくコロンビアの前大統領で、
IFES・国際選挙システム財団(NGO)の
ミッション団長アンドレス・パストラナ氏も異口同音に、
整然とした選挙組織や有権者の正しい投票態度等を高く評価し、
パラグアイの民主政体が成熟しつゝある証として賞賛した。

赤党コロラドは予想外の敗北を喫し大きなショックであり、
綿々として61年間も制覇し続けた政権の座を野党に
渡す始末となった。

その主な原因は、悪政化の増進が止まざる長期赤党政権に
これ以上耐え切れず、愛想を尽かした多くの
草臥(くたび)れた国民が、今度は何としても改進的な
政治政体を求めた微妙な志向心理に対しコロラド党は
敏感性に乏しく、加えて党内反主流カスティグリオニ派の
30万票とも云われる票田が、ルーゴ派に流れた事に
あったと見られている。

処で、此の野党連合の快勝の裏読みをすると、
ルーゴ次期大統領のペアたるフェデリコ・フランコ副大統領を
出した青党リベラルが実際の大勝者なのであり、
中道左派ルーゴ新政府の要職の大部分は自由派青党が
占める結果になるであろう。

この辺りから、所謂「変革のための愛国同盟」の
“箍(たが)が緩み出す”恐れがあるとは、
多くの識者の共通した意見である。
何れにせよ、2008年4月20日の 総選挙結果は、
パラグアイ政治史に「回天の日」として
大きく残る“道標”となろう。

此処で簡単にフェルナンド・ルーゴ元司教の経歴を記すと、
元々同氏は赤党家系の出身で、
故ストロエスネル大統領の
大政敵エピファニオ・メンデス・フレイタス
(超俗のエッセイスト、作詞家、詩人、ジャーナリスト
として知られ、警視総監や中銀総裁等を勤めた偉才で、
1985年に亡命先のアルゼンチン、ブエノスアイレス市で客死)
の母方の甥に当たる。
司教の聖職に在り乍ら政界に身を投じ、
バチカンの特免が許されない侭で次期大統領選に立起した。

そして、今回当選した事から、事態収拾の為に
法王ベネディクト16世は未だ停職の身分にあるルーゴ司教を
ローマに召致し、バチカン市国とパラグアイ政府との
将来の国交問題についても話し合う予定であると云われる。

兎も角、停職司教が一共和国の大統領に選出されたのは
世界でも初めてのケースである。
確かに聖職者が他の国で為政者に選ばれた例はあるが、
カトリック司教が大統領になるのは前代未聞である。

同じく、投票に依り二人の兄弟が夫々副大統領職に就くのも
初めての例である。詰まり、2000年に暗殺された
ルイス・M・アルガニャ副大統領の後任に公選された
ジョジト・フランコ元副大統領と、
今回は其の8年後に弟のフェデリコ・フランコが
副大統領に当選したケースである。

なお、パラグアイ国 有史以来、落選はしたものゝ
女性(ブランカ・オベラル女史)が赤党から大統領選に
出馬したのも初めての事である。

又、赤党コロラドが主権在民の総選挙に依って下野した事も、
パラグアイ政治史上で初めてゞある。
過去20年間の政治過渡期に於いて、
連続5回に及ぶ全国総選挙が正常に且つ民主的に
行われて来たのも特記す可き慶事である。

以前は長らく、吾が政治の特色は相次ぐクーデターや革命 
又は理由不可解な大統領の辞任に依る政変ばかりであった。
故にこの度は、民主主義の基本である総選挙の結果、
来る8月15日に与党から野党へ初めての
政権交代が平穏裡に果たされる事は正にこれ迄に見られなかった
ユニークな国事イベントと解釈できるのである。

参考迄に記すと、フェルナンド・ルーゴは47代目の
大統領に就任する初めての聖職出身者である。
1844年に立憲政治が布かれて以来、各種職業出身の
大統領が相次いだ。

主に軍人と弁護士が夫々15人で相半ばした。
フェリーペ・モラス・ロペス大統領(38代目)は
唯一の歯科医だった。
医者では、フアン・ヒール(5代目)及び
ホセ・モンテロ(26代目)の両大統領で、
トマス・ロメロ・ペレイラ大統領(40代目)は建築技師だった。

なお、近代ではフアン・C・ワスモシ(43代目)と
ラウル・クバス(44代目)の両大統領は土木技師で、
最近のニカノル・ヅアルテ・フルトス大統領(46代目)は
ジャーナリスト出身である。

其れにマヌエル・ゴンドラ(20代目)及び
エヅアルド・スチェール(24代目)両大統領も
ジャーナリストだった。

アルフレド・ストロエスネル大統領(41代目)は軍人で、
35年間の長期独裁政権を牛耳ったレコードホルダーである。

なお、独身大統領は28代目のDr.エリヒオ・J・アジャーラと
今度の47代目大統領フェルナンド・ルーゴ元司教の二人である。
勿論ファーストレディはない。 




ランキングに登録しました。
良かったら、クリックして下さい。


theme : パラグアイ
genre : 海外情報

tag : 2008年4月30日号 大統領選挙結果 パラグアイ フェルナンド・ルーゴ 政治

2008-04-30

ブラジル政府、経済支援と引き換えにイタイプ公団問題に蓋か?




次期副大統領のフェデリコ・フランコ氏は29日(火)、ブラジルを訪れてアレンカル副大統領およびアモリン外相と会談し、イタイプ公団に関する意見交換を行った。
ブラジル側はイタイプ公団の条約改定問題には慎重な姿勢を示しており、この件についての話し合いを極力避けているかのように見受けられる、とフランコ氏が会談後明らかにした。
しかし、最近までイタイプ公団の条約改定についての話し合いはタブー視されていたことを考えると、双方に問題解決のための歩み寄りがスタートしたと考えられる。
次期大統領のルゴ氏はイタイプ公団におけるブラジル側への電力売却で2国間条約の改定による適正な価格設定を要求することを公約に掲げており、次期政権でのパラグアイ政府の立場を明確にブラジル側へフランコ氏が伝えた。一方、アモリン外相はパラグアイの経済発展を促進するためブラジル政府は技術的および経済的支援を惜しまない考えを伝えた。
 
適正価格の要求
イタイプ公団には18の発電タービンがあり、その半分がパラグアイ側に帰属するが、パラグアイの電力需要は1基で間に合うため、余剰電力は全てブラジルに売却されている。ルゴ氏はパラグアイがブラジルへ譲渡している余剰電力に支払われている価格は“雀の涙”程度である、と非難しておりイタイプ公団の2国間条約の改定をブラジル側に迫っていく見通しである。

民間業者、商工省の分割を提案
CIP(パラグアイ輸入業者センター)の役員改選を控えたマックス・ハベル会長は28日(月)、次期政権にはMIC(商工省)を分割し、新たに商業省と工業省の設立を提案していく考えを明らかにした。また、密輸および違法コピー対策の強化も同時に求めていくとした。
ハベル会長は商業が国内経済の重要な役割を果たしており、今後更なる発展を目指していくためにも商業省の設立は必要不可欠であることを強調した。
密輸および違法コピー商品対策には税関、国境のみでの取り締まりにとどまらず、それらの商品が多く取引されている露店や闇市などの摘発を積極的に行っていく事が重要である、と述べた。
公共機関の改革にも触れて、ANNP(湾岸局)は各貿易企業の公平な競争を促すためにも同機関の運営には民間から優秀な人材をもっと多く導入すべきであると提言した。

中国との関係
中国の著しい発展をもはや無視することは出来ない段階に入っており、同国と国交を結ぶことはパラグアイにとって大きなメリットになるであろう、との考えをハベル会長が明らかにし、次期政権には中国市場を視野に入れた経済政策を期待したい、と述べた。




ランキングに登録しました。
良かったら、クリックして下さい。


theme : パラグアイ
genre : 海外情報

tag : 2008年4月30日号 イタイプ・ダム公団問題 適正価格の要求 パラグアイ ブラジル

プロフィール

Nikkei Journal

Author:Nikkei Journal


日系ジャーナル
南米・パラグアイで1980年に創刊されたパラグアイ唯一の日本語新聞社です。毎月2回、15日と30日に発行しています。
(国内・日系社会ニュース。コラム、連載記事、読者欄。)



お問い合わせ先:
Choferes del Chaco esq/ Jose Marti 1791
Asuncion - Paraguay
Tel:(595-21) 600 391

「酒とバラのパラグアイな日々」
”南米のジャーナリスト・ミチオ高倉が読み解く日本と世界”のブログもご一緒にどうぞ。
http://saketobara.blog50.fc2.com


海外にも日系ジャーナル紙をお届け致します。
購読/広告をご希望の方は電話/メールフォームにてお気軽にお問い合わせ下さい。

カテゴリー
Amazon
最近の記事
月別アーカイブ
FC2カウンター
Welcome
パラグアイ時間

Asuncion

リンク
人気ブログランキング


にほんブログ村 海外生活ブログ 中南米情報へ

にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
ブログ内検索
ブロとも一覧

■ ブログ名:酒とバラのパラグアイな日々

■ ブログ名:パラグアイの旅行社・トラベルトピア
アスンシオン衛星写真表示
パラグアイの首都アスンシオンの衛星写真です。 プラスでズームアップ、マイナスでズームアウト、矢印で移動出来ます。
タグ

休憩室 パラグアイ フェルナンド・ルーゴ 2009年5月31日号 2009年新年号 2008年8月15日号 2008年8月31日号 政治 2008年5月31日号 2008年9月30日号 2008年10月15日号 2008年6月15日号 2008年10月31日号 2008年7月31日号 2008年7月15日号 2009年3月15日号 2009年4月15日号 2009年5月15日号 2008年5月15日号 2008年4月30日号 2008年4月15日号 2008年6月30日号 2008年9月15日号 2009年2月15日号 2008年11月30日号 2008年11月15日号 2008年3月31日号 2009年4月30日号 2009年3月31日号 2009年2月28日号 2008年12月31日号 2008年12月15日号 経済 原油高騰 ステビア 中国 2008年新年号 2008年2月29日号 ウルグアイ 2008年1月31日号 ブランカ・オベラル イグアス ブラジル 2008年2月15日号 年頭の言葉 オイスカ 2008年3月15日号 電気料金 国際NGO 日系社会 イタイプ発電所 北京五輪 ミチオ高倉 海外食糧生産基金設立基本構想 適正価格の要求 海外食糧生産危機 草の根・ラプラタ流域再開発研究会 大豆 パラグアイ大統領選 天然ガス ウラン 金鉱 石油 カスティグリオニ 日本の食料自給率 ストロエスネル サブプライムショック 自然と共生する生き方 女性政権 殺人ギョーザ アメリカ 持続可能な発展 もったいない 移住者 南米 イタイプ・ダム公団問題 パラグアイ徳洲会医療福祉財団 EU  教育 メルコスール マキラドーラ アディダス製品をパラグアイで製造開始 地震 ブログの移転 パラグアイ産牛肉 サイフケータイ 骨無し牛肉/世界輸出国上位20国 大豆生産国/世界ランキング 大統領就任式 ダイヤモンド発見 2008年2月28日号 ジャトロファ ノーベル経済学者 成人式 食糧危機は歴史的チャンス ブラジル100周年 皇太子 次期政権 世界の食糧提供国 ハブ空港 ドル安 大統領選 大統領選挙2008 厳しくなった車検制度 日本がコワレル~ フリーメーソン 大統領候補暗殺 食糧安保体制 黄熱病 解放の神学 貧農対策 IPhone 商工省 小規模製造業向け工業団地のメリット バイオガス 携帯 大統領選結果 2009年6月15日号 大統領選挙結果 宗教者ルーゴ新大統領 ハイテク製品組み立て 

天気
RSSフィード
最近のコメント
最近のトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。