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2009-04-15

ルゴ大統領の隠し子騒動、教会に対して大きな打撃




 教会関係者のMonsenor Ignacio Gorgozaは「教会に対しての大きな打撃だ」とコメントした。
 また、サン・ペドロで司教で、名誉司教になってからも女性との関係が続いたことについて教会関係者等は協議を始めている。

カトリック教会はルゴ大統領の“罪”に対して謝罪
 14日、司教会議はパラグアイの教会メンバーがが行った罪に対して公式に謝罪した。ルゴ大統領が司教時代に交際し、子供まで作ったことについての謝罪になる。
教会の司教等は「我々は全ての人を許すし、また自分が過ちを行った時には許しを願う」と語っている。


投票者をだましたと非難
 議長であるEnrique Gonzalez Quintana氏は事実が分かったことは良い事だが、司祭や司教の道を歩む時に行った神との誓いを“誘惑に勝てなかった”ことから破った。8ヶ月前にも国民と“神”の名のもとに「国に尽くす」と誓った約束は破らず果たすよう求めた。

 カスティギリオニ派の赤党であるJusto Zacarias議員は、大統領選挙の時にルゴ大統領は投票者の前に“教会の人間”として自分を表してきたが、投票者に子供がいることを隠したように、他の事でも嘘をついている疑惑が多く出てくる、と語った。

 Oscar Tuma(Unace党)は、今回の件は国民をだましていたことであると語った。大統領選挙時に全てが知られていたら大統領候補になれていただろうか?と疑問視している。また、ルゴ大統領が父親であることを認めたことで終わらせるべきでないと語り、重要な事(彼女が16歳の時から交際が始まった)を忘れてはならない、それが事実なら性犯罪になる、と強調した。


ルゴ大統領を恐喝
 コンセプシオン県の司教Zacarias Ortisは、農民リーダーElvio Benitezとサン・ペドロの知事Jose "Pakova" Ledesmaは、前から子供について知っていてルゴ大統領を恐喝していた、と語った。

 Elvio Benitezや "Pakova"が社会問題であったゴマ問題の解決や800万ドルの農業補助金を必ずルゴ大統領から得ると確信していたのは、子供の存在を国民にバラスという恐喝があったからだ、と司教はラジオインタビューで話した。





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tag : 2009年4月15日号 フェルナンド・ルーゴ

2009-04-15

商工省、ベネズエラから国内需要の100%の石油を輸入する意向




 商工省(MIC)の代表等によると、国営石油会社(PETROPAR)はベネズエラの「PDVSA」と国内で使用される石油の100%を提供してもらうために交渉している。現在ベネズエラから輸入されている量は、国内使用の70%に当たる。

 交渉担当者は、PETROPARは石油購入の30 %までの資金を調達することができると述べている。また、石油をパラグアイの輸出製品(肉や大豆等)と交換する可能性も検討されているが、両石油会社は国営であり、大豆や肉の製品は民間であるため、具体的な交換方法についてはまだ公式な説明はされていない。

 この交渉は、前ニカノル政権時代の2004年に締結した2国間協定をベースにしている。

 外交官筋によれば、この2国間協定はベネズエラ側が提案したとされており、このため様々な憶測を生んでいる。ベネズエラのメルコスール加入にパラグアイの議会だけが、反対しているため、パラグアイの票を得る為のベネズエラの政治的配慮だ、と見られている。

 また、石油を100%ベネズエラに依存した場合、チャベス大統領の政治的意向に左右されることを危惧する声も大きい。





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tag : 2009年4月15日号

2009-04-15

フランシアからルーゴまでのパラグアイの政治の歩み




      「時事斜断」
                                   坂本 邦雄

 
 我がパラグアイは独立以来約200年になる今日でも、相変わらず混沌たる迷路を辿っている。協和精神、統一性や悟性の欠如により、何時になっても我が国は貧困の域から離脱できないでいる事は認めざるを得ない。パラグアイ建国の元勲ホセ・ガスパル・ロドリゲス・デ・フランシア総統(1766~1840)の終身独裁政権(1814-1840)に始まり、フェルナンド・ルーゴ現政権に至るまでの間も我々は国家の永続的 繁栄の基礎を確立する術(すべ)を知らなかった。
 
 パラグアイの歴史はアメリカ大陸に於ける初めての人民革命運動に始まる。フランシアは厳重な罰金、租税や収用を以って支配階級に在ったスペイン人、教会及び現地生まれのスペイン人エリート等の特権を剥奪した。斯くして国家は領土の大部分の地主となり、多くの国営牧場を運営し、小農家には借地を行った。

 フランシアの独裁政権下で富裕階層は地方農村の繁栄の為に或る程度の犠牲になった。次の重商主義のロペス父子夫々の政権下でも同じく農村は栄えたが、近代的な農政に依ったものではなく、 「宗家ロペス一族」を中心にした “封建的事業”であった。

 例のブラジル、アルゼンチン、ウルグアイを相手にした三国戦争(1865~70)の敗戦でパラグアイと共に其の政体モデルは倒れた。其の後の20年間に国有地は廉価で主に外資系の民間企業に払い下げられた。一方零細地主は資金力及び技術援助に欠けて、其の大半は市場経済外で生き延びなければならなかった。三国戦争後の二大政党(リベラル及びコロラド)は二徒党にバルカン化し、政治階層は都市や地方有権者に背き、政権を争い乏しい政府の財政を食い物にするだけを目指すに尽きた。而して、我が国は ‘70年の三国戦争後、世界有数の富裕な国に伸し上がったアルゼンチンの如く、新国際潮流の波に遂に乗り得なかった。

 依って、1870年以来の歴代政府は国情の混乱、無秩序、内乱や空洞の政策しか招く事が出来なかった。1870年代からストロエスネル政権誕生(1954)に至るまで44人の大統領が代わった。23ヶ月毎に大統領が代わった勘定になる。なお、チャコ戦争が終わってからストロエスネル政権までの19年の間には11人の大統領が交代した。そして、三国戦争からストロエスネル大統領就任までの84年間中にラファエル・ フランコ大統領だけが唯一の農地改革を行ったが、其の短命政権と共に此れも水泡に帰した。然し何れの大統領も生産業界、特に工業の促進に依る積極的な経済政策の振興に尽くす事はなかった。
 
 ストロエスネルは政治の混乱を強権を以って鎮静し、経済の不安定をIMF・国際通貨基金との協定に依って抑制した。通貨安定政策には各公共機関や政府外郭団体を構成し、インフラ整備工事を  促進し、農民土地所有の均衡化に、大した効果はなかったが、一応の農地改革は行った。此れ等の独創力に依って旧来の沈滞から国勢のブームへと推移した。然し、此れもイタイプ及びジャシレタ両国際メガ水力発電所工事の終了と共に、工業振興政策との折角の連動が計られていなかったが為に、風船玉の様に萎(しぼ)んで仕舞った。

 そして、1989年から始まった民主政体の許に、より自由な経済体制への道が開かれたが、政治面ではインプュニティー(処罰されないこと)と腐敗が日増しに悪化した。なお、信用事業のブーム及び金融業務管制の不備が相俟った結果、続発的に財政の危機を招来した。同じく、自由選挙、公正な競合や議会制の本格的な定着は赤党コロラド政権の末期に於いても見られなかった。

 此の様にズタズタな国情の処へフェルナンド・ルーゴは急進的な改革を公約して登場したのであるが、今のパラグアイで卑しくも為政者たるには国家的且つ建設的な施政計画を多くのコンセンサスの許に策定し、其れを巧みに施行する至高の能力を備えていなければならない。残念乍ら此れ迄の処、ルーゴ大統領には其の大切な資質が見受けられない。

 貧しい教徒等の司教だったルーゴは、貧困層の無能力な大統領になりつゝはあっても其の間に、徒(いたずら)に迷宮を彷徨(さまよ)っているのは当のパラグアイ国なのである。





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